April 09, 2008

平成20年度 第62回入学式 祝辞

入学式 祝辞

皆様おはようございます
新入生のみんな、入学おめでとう
そして、中野区立第五中学校にようこそ
保護者の皆様、お子様のご入学ほんとうにおめでとうございます
五中PTAを代表いたしまして、心よりお喜び申し上げます
さて、新1年生の君たちは、今日この体育館に座るまでのあいだに
何人のひとと挨拶を交わしましたか?
どんな人たちの顔や目を見ましたか?
今日は、君たちのまわりにいるすべての人間が
間違いなくみんなを祝福しています
どんなに無表情な大人も
心の中では今日の君たちの晴れ晴れとした姿に感動しているはずです
それはどうしてでしょうか?
ちょっと考えてみてください、わかりますか?
先ほど、嶋校長先生からご紹介があったように
君たちには 同級生が105人います
そして、これまで、その君たちひとりひとりを
いつも誰かが見守り、育ててくださいました
それはまるで、青い空に浮かんでいる、
きれいで、愛(いと)おしくて、けれども、とても壊れやすい
そして切なくなるほど儚(はかな)い命をもった
「虹色に輝くシャボン玉」
を見つめる様(さま)に似ています
ふわりふわりと飛んでいる
君たちシャボン玉が消えてなくならないよう
祈り続けるしかなかった人たちだからこそ、
よくぞここまで大きくなった!
よくぞ12年のあいだ、無事に育ってくれた!
みんなそういう人たちだからこそ
自然と、想いのこもったお顔や目線になるのです
そして、そのことを君たちには覚えておいてほしいのです
さあ、いよいよこれから3年間の中学校生活が始まります
今現在も不安で仕方が無い、と思っている人もいるでしょうが
君たちの後ろに座っている先輩のお姉さんやお兄さんたちも
はじめはみんな君たちと同じく不安と緊張でいっぱいだったのです
けれども、ここ五中には、とても素晴らしい伝統があります
それは周りの人たちをとても大事にするということです
もちろんそんな中で自分自身も大事にされ、大きくなれる
五中はそんな校風をそなえた中学校なのです
私が君たちの先輩から受けた印象を教えましょう
・友達を大切にする気持ち「友愛」の心
・わがままを抑えて自らを正す「自律」の精神
・お互いに相手を尊重し尊敬する「互敬」の態度
・常に謙虚であり、反省を忘れない「互譲」の姿勢
「友愛・自律・互敬・互譲」
君たち新1年生も、この4つの心がけをもって積極的に他人に接し
限りなく心豊かな大人になれるよう
3年間の中学校生活を日々大切に過ごしてください
君たちの中にも気がついた人がいるかも知れませんが
学校の正面玄関に、「時不再来(とき ふたたび きたらず)」
という四文字のちょっと難しい「書」が掲げられています
過ぎ去っていく時は再び来ることはない
同じ時は二度と来ない
だから二度と戻ることのない この今の時を大切にしてほしい
そういう想いが込められています
君たち、いいですか!?
中学校3年間は、たったの9千460万8千秒で終わるのです
有意義な中学校生活を送ることができるかどうかは
ひとりひとりの気持ち次第ということです
楽しいことばかりではないでしょう
時には逃げ出してしまいたくなる瞬間があるかもしれません
大声で泣きたくなることもあるでしょう
しかし、どれもこれも、君たちにとっては
心身ともに成長するための必要不可欠な栄養素なのです
何事からも逃げることなく、
常に相手や周りを冷静に見つめる癖(くせ)を身に付けてください
そして自分を見失わないようにしてください
そのためにも、どうかみんなで「大きな夢」を描いてください
現在の常識にとらわれない、
これまでに無い新しい仕組みや技術をイメージしてください
未来の話だと考えていた鉄腕アトムの誕生日からもう5年が経ちました
「どらえもん」を超えるロボットの発想は、まだ誰にもできていません
国際平和の象徴ともなりえる国際救助隊「サンダーバード」も
まだつくられてはいません
けれども、土井さんのように日本人が宇宙で活躍する時代となりました
日本のロケット技術も世界に貢献しています
月周回衛星「かぐや」が月面の鮮明な映像を地球に送ってきています
超高速インターネット衛星「きずな」が世界をつないでいます
宇宙実験棟「きぼう」が夢をより身近にしようとしています
もちろん、君たちの活躍の場は何も宇宙だけではありません
未来が限りなく広がっている君たちには
どこにでも大いなるチャンスがあります
どうか皆さんひとりひとりの夢を実現させるための
五中での3年間としてください
そして、われわれ大人たちの期待感や信頼感を裏切らないよう
精一杯中学生活を楽しんでほしいと思うのです
朝の挨拶ひとつにしても、大人がしりごみするくらい
気迫をもって励行してください
さて、今日は、君たちを祝福している大人たちの代表として
たくさんの方が駆けつけてくれています
子どもたちが幼い頃より日々何かにつけお世話になって参りました
地域の皆様、おかげさまで子どもたちもこんなに大きくなりました
これまでに頂戴いたしましたご厚情、誠にありがとうございました
そして、校長先生並びに教職員の皆様、
まだまだ未熟な子どもたちですので
お手を煩(わずら)わせることとなりますが、
私たちの大切な子どもたちをどうぞよろしくお願いいたします
また、常に学校教育環境整備・改善にご尽力を賜っております
教育委員会をはじめとします中野区行政の皆様、
小学校に引き続きまして、ご面倒をおかけいたしますが
子どもたちの安全確保等よろしくお願いいたします
それでは最後に、新入生の君たちに、10個の言葉を贈り、
私からの祝辞とさせて頂きます

一、目標を持て
一、信頼を裏切るな
一、社会の一員となった自覚を持て
一、他人を一旦受け入れろ
一、甘えるな
一、自分を偽るな
一、真の優しさを持て
一、行動を急ぐな
一、言葉や会話を大事にしろ
一、自由主義とわがままは違う

さらに一言、みんな覚えてください!
「つくれ伝説!つなげ伝統!」

平成20年4月8日
中野区立第五中学校 PTA会長 尺長正紀

投稿者 nakano5th : April 9, 2008 12:23 AM
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